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tokuren さんの日記

 
2019
2月 25
(月)
17:02
WKFアントニオ・エスピノス会長が声明
本文
2019年 2月24日

WKF加盟各国空手連盟 会長各位
WKF理事各位
WKF委員会 委員長各位

 2月21日、「パリ2024オリンピック組織委員会はIOCに空手を追加種目として提案しなかった」という残念なニュースが流れました。

 まず、WKFはこの困難に対して絶対に諦めないということを知っていただきたいと思います。WKFは逆境に直面しても決して諦めたことはなく、今回も例外ではありません。

 発表の翌日2月22日、私はローザンヌにてIOCのバッハ会長と面談し、追加種目提案は空手を含めて再検討するよう、IOCからパリ2024組織委員会に対して要求してほしい、と要請いたしました。面談後には同内容のレターをバッハ会長宛発信しました。そもそもフランスにおける空手のたいへんな強さと質の高さを考慮すると、東京2020大会を観て評価する前に空手が除外されることは、まったく受け入れがたいことです。

 面談中にバッハ会長が私に述べたことですが、IOCへの追加種目提案はパリ2024組織委員会が全面的に責任を持っています。私はつねにフランス空手連盟と連携しており、私もフランス空手連盟も、フランスでこそ本件に対して動きを起こすべきであり、そして必ず結果を出すであろうと確信しております。

 しかしながら、フランス以外の世界195の各国空手連盟にとっても、今が正念場です。皆様には、貴国の国内オリンピック委員会およびスポーツ庁に対し、この理解しがたい決定の修正と空手のパリ2024追加種目採用をIOCとパリ組織委員会へ要求するよう、要請していただきたい。これは今、行動に移さねばならないことです。時間が勝負であり、空手がいかに大規模で国際的であるかを証明する唯一の機会だからです。すでに全世界で実施されていますが、ソーシャルメディアのキャンペーンも大きな助けとなります。

 この不公平で不必要な、理解しがたい、そして我々の競技を傷つける決定を覆すため、WKFはすでにできうることすべてを進めていますので、ご安心ください。物事はつねに前向きにとらえるべきであり、まさに今がその時です。つまり我々は、永らく誇りとしてきた空手の素晴らしさを証明する歴史的な機会を得たのです。単なるスポーツに留まらず、全世界とりわけフランスで、大規模な社会的ムーブメントとなることを期待します。

 勝利に向かって闘い続けましょう!

世界空手連盟
会長 アントニオ・エスピノス
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